コース概要
憧れの仕事であるパイロットですが、ひとえにパイロットと言っても、JALやANAなど大型旅客機を操縦するエアラインパイロットもあれば、遊覧飛行やチャーターフライトでの操縦をメインとするパイロットと、仕事は多岐に渡ります。
エアラインとそれ以外を就職する場合では必要な準備するべきことが変わり、エアラインの就職を目指す場合は、国土交通省の発行する「事業用操縦士免許」と「計器飛行証明(雲など視界不良の中でも計器を使って安全に飛行できることを証明する資格)」が必要で、エアライン以外のパイロットを目指す場合は、「事業用操縦士免許」のみが必要になります。
当校では生徒様に合わせて、エアライン就職を目指すコースと、エアライン以外での就職を目指すコースの2つをご用意しております。
ただ、当然免許を持っていればパイロットに自動的になれる訳ではなく、免許取得後には、就職活動が待っています。どこの会社でもそうですが、特に、エアラインの就職は、飛行技術や知識だけではなく、しっかりとした人間性が求められる狭き門です。
そのため、当校の訓練カリキュラムでは、アメリカで約6ヶ月、日本で約10ヶ月ほど実施し、高いレベルの技術的な訓練だけではなくパイロットとしての心構えといったソフト面までスタッフ全員でサポートしております。
就職までは約2年と長い道のりにはなりますが、直近のエアラインコース卒業生の就職率は90%を超えています。
免許取得に必要なこと
事業用飛行機免許を取得するために、下記の基準を満たしていないといけません。技能の成長度合いは人によって違うため、訓練にかかる飛行時間は人によって変わります。
また、日本でプロのパイロットとして仕事をするためには、事業用飛行機免許に加えて、「航空無線通信士」「第1種航空身体検査」が必要になります。
●航空無線通信士…航空会社のパイロットや管制塔、地上の無線無線通信の業務に従事する際に必要な資格です。試験は2月、6月、10月の年3回で合格率は40%ほどです。
●第1種航空身体検査…飛行機の操縦をする上で必要な心身の状態を保持しているか検査・証明を行うものです。年1回更新が必要です。視力等は矯正器具(メガネ・コンタクト)をして0.7以上であれば問題ありません。年々基準は優しくなり、90%ほどが合格します。
■免許の切り替えについて
アメリカにて取得した資格は、日本の学科試験5科目のうち4科目が免除で、『法規』の試験1科目のみ合格すれば、実地試験も免除で国土交通省航空局(JCAB)の自家用(単発+多発)免許に切り替えることが可能です。
その後、日本で単発機の事業用の訓練を実施し、合格すると多発限定免許も自動的に付加されます。(事業用単発+多発)
エアラインパイロットをご希望の方は、日本国内にて計器飛行証明の資格も必要になります。
就職実績
ANA / JAL / ANAウィングス / スカイマーク / エアラインズ / スカイネット / ソラシドエア / KYODO エアー 等
免許取得の流れ
01
日本にて学科勉強対策
入校いただき次第、学科試験の対策をスタート
します。渡米の3~6ヶ月前から開始します。
03
アメリカで飛行訓練
アメリカで飛行訓練を行います。最短2ヶ月~、週6日でみっちり訓練を実施します。
05
日本の免許の切り替え
日本に帰国後、学科試験「法規」合格後、書類申請で日本 の免許の書き換えをおこないます。
02
VISAの取得、渡米
渡米2~3ヶ月前にVISAの取得を行い、アメリカへと渡米します。
04
合格でアメリカの免許取得
学科、実技の合格でアメリカの自家用免許取得になります。
06
事業用の訓練スタート
飛行時間をもとに日本国内にて事業用の訓練をスタートさせます。
訓練で使用する機体
よくある質問
Q. エアラインの就職はできますか?
当校では、エアラインに転職する時に、必要な事業用免許の取得をすることが可能です。
もちろん確約することはできませんが、エアラインコースの直近の就職実績では80%を超えております。
Q. 費用を準備するのが難しい場合はどのような手段がありますか?
分割支払いやローンのご相談なども承っております。
詳しくはお問合せの際にご相談くださいませ。